2022/08/08
この時期に活躍する「うちわ」。その歴史は古く、6世紀ごろ中国から日本に伝わったそうです。
奈良・平安時代には、身分の高い人が儀式や占いで用い、日差しを遮ったり、顔を隠したりしていました。
戦国時代には軍配として、江戸時代には炊事の火起こしや虫払いなどに使われたほか、和歌や浮世絵などが描かれたものも登場。観賞用や広告としても使われたそうです。
熱中症を予防しよう!①
夏特に気を付けたい熱中症ですが、放っておくと肩こり頭痛につながり慢性症状につながりかねません。今回は肩こり頭痛の原因になりかねない「熱中症」についてお伝えしていきます。
〈熱中症とは?〉
「熱中症」の「熱中」とは、物事に熱中することではなく、熱に中(あた)ることを意味しています。ここで、「中(あた)る」とは、接することで身体の具合が悪くなることを意味します。食べて身体の具合が悪くなることを「食中(しょくあた)り」、湯につかって身体の具合が悪くなることを「湯中(ゆあた)り」、毒で身体の具合が悪くなることを「中毒」と言ったりするのと同様な使い方です。そこで、「熱中症」の「熱中」は、熱に接することで身体の具合が悪くなることを意味しています。ですから、熱中症は、高温の環境によって引き起こされる身体の異常です。
この熱中症で見られることのある主な病気の型は、熱痙攣(ねつけいれん)、熱疲労(熱消耗)、熱射病(熱性発熱)などです。
〈熱痙攣(ねつけいれん)について〉
暑いと、発汗が盛んになります。汗腺には、エクリン腺とアポクリン腺とがありますが、暑さで発汗が盛んになるのは、エクリン腺です。人体の表面に出て来た汗は、水分が蒸発するときに気化熱を人体から奪い、体温を下げることに役立ちます。暑い日に、庭に打ち水をすると涼しくなるのと同じ原理です。皮膚表面で汗100mlがすべて蒸発すれば、体重70kgの人の体温が約摂氏1度下がります。さて、汗の成分は水だけではありません。汗をなめると、しょっぱいです。汗の中にはナトリウムやマグネシウム等が含まれています。大量に発汗すると、水分だけでなくナトリウムやマグネシウム等も体内で不足する可能性があります。主としてナトリウムの不足のために、筋肉の痙攣が起きることがあり、熱痙攣(ねつけいれん)と言います。暑い環境でなくても、マラソンなどの激しい運動で大量に発汗するような場合には、熱痙攣(ねつけいれん)を起こすことがあります。
大量に発汗するような場合、熱痙攣(heat cramps)の予防のためには、水分とともにナトリウムを摂取することが大切です。お茶や水などに0.1-0.2%程度の食塩(塩化ナトリウム)を溶かしてよく飲むようにしましょう。
なお、熱痙攣(ねつけいれん)は、急激な発熱時に乳幼児が起こすことがある熱性痙攣(ねっせいけいれん:febrile seizure)とは違います。
〈熱疲労(熱消耗)について〉
血液には身体内で熱を運ぶ役割もあります。血液は血管内を流れ全身を循環しています。身体の深部の筋肉や内臓などで熱は主に作られます。身体の深部の筋肉や内臓などを走る血管を通るときに血液は熱を吸収し、皮膚を流れる血管(皮膚血管)を通るときに血液は熱を放出し、皮膚から熱は体外に放出されます。暑い環境などのため体温が高く上がると、皮膚血管が拡張し血液が通りやすくなることで、皮膚血管を通る血液の量を増加させて熱の体外への放出を増加し体温を下げようとする身体の仕組みが働きます。肥満で皮下脂肪の厚い人は、皮下脂肪の薄い人に比べて、このような皮膚表面から熱を放散させる作用が弱いとされ、むしろ発汗による熱の放散に頼りがちであり、汗をかきやすいです。一方、暑さや運動などのため大量に発汗するような場合には、体内から水分が失われ脱水状態となり、全身を循環する血液量(循環血液量)も減少します。皮膚血管の拡張と循環血液量の減少は、血圧の低下を起こし、めまい、頭痛、脱力感などが見られる熱疲労(熱消耗:heat exhaustion)となります。失神することもあり、熱失神(heat syncope)と呼ばれます。悪化するとショック状態となり命に関わる場合もあります。
熱疲労(熱消耗)の予防のためには、暑い環境を避け、水分をよく摂取することです。水分については、熱痙攣の予防のためにも、お茶や水などに0.1-0.2%程度の食塩(塩化ナトリウム)を溶かしてよく飲むようにしましょう。
次回へ続く
ー☆ー☆ー☆ー☆ー☆ー☆ー☆ー☆ー☆ー☆ー☆ー☆ー☆ー☆ー☆ー☆ー☆ー☆
瑞江で肩こり、腰痛、頭痛でお困りの方!
瑞江で整体なら、口コミ人気NO.1の【みずえ駅前整体院】にお任せください!
一時的なマッサージでは良くならなかった方、ぜひ一度当院にご相談ください♪
マタニティ整体、産後の骨盤矯正も行っております^^
ー☆ー☆ー☆ー☆ー☆ー☆ー☆ー☆ー☆ー☆ー☆ー☆ー☆ー☆ー☆ー☆ー☆ー☆
当院では、以下の内容でブログをお届けしております。
月曜日:肩こり、頭痛
水曜日:腰痛、手足のしびれ
金曜日:産前産後のマタニティ整体、女性特有のお悩み・症状