03-3677-12102021/09/06
自分でマッサージを行う時、ターゲットの正しい場所を見つけられるのか？という問題があります。前回お伝えした「コリ」へのアプローチも、プロであれば筋肉の走行に応じてアプローチ出来ますが、多くの方はどの筋肉がどのようについていて、痛みやツラさの原因がどれなのか？を分からない方がほとんどかと思います。例えば、お尻の「中殿筋」をもむ必要がある場合、その位置を正しく見つけることが出来るでしょうか？
そのようなときに有効な考え方が、カラダの中に「ランドマーク」、いわゆる「目印」を見つけることです。
知らない場所で目的地を探す場合、多くは地図を見ながら目印となる建物などを見つけると目的地にたどり着きやすいものです。それと同じように、カラダの中の目印を見つければ、ターゲットを見つけやすくなるというわけです。
先程の「中殿筋」でいうと、「骨盤」と「大転子」と呼ばれる「骨」の位置を目安にするなどとなりますが、それでも大まかな人体構造や骨、筋肉の名称を理解してないとなかなか難しいと思います。
もう一つ、セルフマッサージを行う時に意識していただきたいのが、「点」ではなく「面」でのアプローチをおすすめします。
筋肉一つとっても、前段でご説明した通り細かく見つけるには、相応の知識が必要であり、難しいため、さらにピンポイントの「コリ」を見つけるとなると非常に困難といえます。そのため、点でピンポイントにアプローチするより面で広くアプローチしたほうが、効果的であり安全性もあります。
セルフケアは「点」にこだわりすぎず「面」でアプローチ、を心掛けましょう。