2024/11/29

季節の変わり目と頭痛③ ～頭痛が起きてしまった後の緩和策～

予防対策をしても、頭痛が起きてしまうことはあります。今回は、そんな時の緩和方法を3つのポイントに分けてご紹介します。

ポイント① 痛みのある部分を冷やす or 温める

頭痛のタイプによって、冷やすか温めるかが変わります。

偏頭痛の場合：ドクドクと脈打つような痛みが特徴で、血管の拡張が原因です。この場合は、痛む部分を冷やすことで血管が収縮し、痛みが和らぎます。温める、マッサージする、スポーツをするなど血流を促す行為は逆効果ですので避けましょう。
緊張型頭痛の場合：首や肩の筋肉の緊張が原因で、鈍い痛みが続きます。この場合は、温めるのが効果的です。首・肩・頭まわりを温めるか、軽いストレッチや肩回し、運動などで血流を改善しましょう。

季節の変わり目には、気圧の変動や寒暖差によるストレスがかかり、頭痛が起こりやすくなります。

適応できる服装を：室内外の温度差に対応できる重ね着や脱ぎ着しやすい服装を意識しましょう。寒冷地では特に、急な気温変化に備えた服装が大切です。
外部刺激を避ける：騒音や強い光も頭痛の引き金になる場合があります。痛みがひどくなりそうなときは、できるだけ静かで暗い場所に移動して安静に過ごしましょう。

市販薬の使用：市販の鎮痛剤は、軽度の頭痛を和らげるのに役立ちます。しかし、頻繁に服用すると「薬剤乱用頭痛」を引き起こすリスクが高まります。以前は効果があった薬が効かなくなったり、痛みが悪化することもあるため、注意が必要です。
専門医の診察：最近では「頭痛外来」も増えており、オンライン診療が可能なところもあります。神経内科やペインクリニックで診てもらうこともできるため、鎮痛剤が効かなくなったり頻繁に頭痛が起こる場合は、専門医の受診をおすすめします。

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