2022/12/09
本格的に寒い日が続くようになりましたね。
体調を崩す方が、多くなってきたように感じます。
暖かく過ごして、風邪をひかないようにしていきたいですね。
寒いと、首こり・肩こりが強くなる方もいらっしゃいます。
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女性ホルモンと片頭痛
頭痛にはいろいろな種類があり、原因もさまざまですが、男性に比べて女性に圧倒的に多くみられる頭痛があります。
それが「片頭痛」です。
片頭痛は、その名のとおり、頭の片側のこめかみから目のあたりにかけて痛むことが多いものです。
しかし、必ずしも頭の片側だけが痛むとは限りません。
痛みが反対側に移行したり、頭の両側が痛む人もいます。
痛みの現れる場所は、人によって違います。
片頭痛はズキンズキンと脈打つように痛むのが特徴で、月に数回、発作的に現れます。
吐き気やおう吐を伴うことも多く、あまりのつらさに、育児も家事も手につかなくなってしまうママさんも少なくありません。
痛みは、頭痛が始まってから、10分から1時間ほどでピークに達して、数時間続きます。
人によっては2~3日続くこともあります。
また、片頭痛は起床時に起こることが多いもの特徴です。
強い光に当たることや、騒音などで症状が悪化する場合があります。
片頭痛は起こる原因は諸説ありますが、はっきりした原因はまだわかっていません。
しかし「片頭痛の患者の約8割は女性」といわれるほど、女性に多い頭痛です。
また、片頭痛は月経が始まる思春期のころから発症することが多く、月経前後に悪化することなどから、女性ホルモンが大きく関わっているといわれています。
女性ホルモンには、エストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)の2つがあって、月経周期で分泌量が大きく変化しています。
脳内の「セロトニン」という物質には血管の収縮をコントロールする働きがありますが、女性ホルモンのエストロゲンにはこの物質を増やす働きがあります。
エストロゲンの分泌が急激に低下する月経前後は、セロトニンの急激に減るために、血管の収縮と拡張のバランスが崩れて、片頭痛が起こると考えられています。
妊娠中は、女性ホルモンの分泌量が多い状態で安定しているので、一般に片頭痛の発作に悩まされることが少なくなります。
しかし、産後は女性ホルモンのバランスが崩れます。
加えて育児のストレスや寝不足などが誘因となって、片頭痛の回数が増えたり、悪化する場合があります。
また、市販の鎮痛剤が手放せなくなる方もいると思います。
しかし、鎮痛剤を毎日のように飲んでいると、痛みに対する感受性が強まり、逆に頭痛を誘発してしまう「薬剤誘発性頭痛」を起こすことがあるので注意が必要です。
片頭痛は、ストレスや過労、睡眠不足などが続くようなとき起こりやすくなります。
硬い筋肉を柔らかくすることによって過労や睡眠の質が上がる場合があります。
片頭痛を起こりにくくするためにも、硬い筋肉をゆるめ身体のケアをしていくことが大切です。
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