2022/06/27
「氷室の節句」とは、江戸時代の旧暦6月1日に行われていた行事だそうです。
期限は加賀藩前田家の氷室で貯蔵していた氷(雪)を将軍に献上していたからだそうです。当時金沢から江戸まで約480kmの距離を8人の飛脚が4日間かけて運んだといいます。
これに倣い庶民は氷に見立てて、保存食のへぎもち(かきもち)や氷もち(和紙に包んでワラやビニール紐で編み、2日から3日ほど水に浸した後、寒中の軒下につるして、寒風にさらして凍みた状態のまま乾燥させたもの)を食べていたそう。
前田家ゆかりの金沢では、現在の7月1日を「氷室の日」として、氷室まんじゅうを食べて無病息災を願う習慣が残っています。
天気痛を防ぐには②
(3) 天気痛が起きてしまったら? エレベーターに乗るだけでも天気痛が起きる!?
天気痛の症状が現れている時は、無理をせずに体を休めることが基本。頭痛などのつらい痛みがある場合には、我慢せずに鎮痛剤を服用するようにしましょう。
天気痛が起こりやすい人は気圧の変化だけで症状が現れやすく、新幹線や飛行機での移動時やエレベーターの昇降時にも天気痛の症状が現れることがあります。
乗り物で不調が起きやすい人は、乗る前に耳のマッサージをしたり、市販の酔い止め薬を服用したりして、気圧の変化に備えましょう。
気圧調整機能のついた耳栓をつけたりするのも一案。片頭痛の痛み緩和も期待できます。イヤリングやピアスのような感覚で使用できるおしゃれな天気痛耳栓もあります。
(4) 天気に左右されない体質を目指そう
体質的に天気痛になりやすい人は、気象のストレスに負けないよう自律神経を整えていくことが大切です。そのためには、日中はアクティブに、夜はリラックスして過ごすメリハリのある生活を心がけましょう。
具体的には、
① 朝起きたら太陽の光を浴びる
② 毎日朝食を食べる
③ 日中にウォーキングなどの運動をする
④ ぬるめの湯で入浴する
⑤ 起床と就寝の時間を一定にして質の良い睡眠をとる
以上が、自律神経を整える生活習慣となります。
天気痛対策としてもう1つ大切なのは、もともともっている病気や不調を治すこと。天気から受ける影響を減らすと不安要素が減り、もともとの不調も治療しやすくなります。
天気痛を自分の体を見直すきっかけに。生活も見直して、健康な心身を手に入れましょう。
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