★腰痛の原因を知る前に骨盤を知ろう③★

腰痛の原因を知る前に：骨盤の不思議③

腰痛の原因を探るとき、まず押さえておきたい重要な骨があります。それが 「仙骨」 です。お尻の真ん中に位置し、まるで体を支える柱のような役割を果たしています。そして、この仙骨を 左右からしっかり支えているのが「腸骨」 です。

ここでのポイントは、仙骨と腸骨が 「仙腸関節」 という特別な関節を形成していることです。この仙腸関節、実は 「半関節」 に分類されるものなんです。

関節というと、自由に動くものをイメージしますが、この 半関節 は少し特殊。基本的にはほとんど動かない構造ですが、全く動かないわけでもありません。医学的には 「ほぼ動かない」 ことが定説になっています。

でも、ここで一つ疑問が浮かびませんか？

本当に動かないなら、なぜこんな複雑な形をしているのでしょうか？

もし動かないのであれば、 一つの大きな骨 で体を支える方が合理的です。しかし、あえてこうした複雑な構造になっているのは、やはり 「動きが必要だから」 と考えられています。

人間の体は本当に不思議ですね。まだまだ私たちの知らない驚きがたくさん隠されています。少しでも、骨盤の神秘に触れていただけたら嬉しいです＾＾