妊娠～出産は女性の身体の一大イベント！？

大きなお腹を抱えた妊娠中は、便秘や腰痛、こむら返りなどさまざまな不調に悩まされる方が多いです。

お産が終わったら、すっきりさっぱりと不調が消えると思っていたのに、産後も抜け毛や肩こり、尿もれ、情緒不安定など思いがけない不調が出てきてびっくりした方も多いと思います。

妊娠中から産後に起こる身体を心のさまざまな変化も「女性ホルモン」が関係しています。

妊娠・出産は女性の身体の一大イベントです。

女性の生涯のうちでも、女性ホルモンの分泌量が最も大きくアップダウンする時期でもあります。

妊娠すると、月経のサイクルを作っていたエストロゲン（卵胞ホルモン）とプロゲステロン（黄体ホルモン）は、たっぷりと分泌されて妊娠を維持するために大活躍します。

受精卵を保護し、子宮の発育を促して成長していく胎児を助けます。

さらに授乳にそなえて乳腺の発育を促すのも、エストロゲンとプロゲステロンの重要な役割です。

そのため、妊娠中は女性ホルモンの分泌量はぐんぐん上昇します。

また、女性ホルモンは卵巣から分泌されますが、妊娠中期に胎盤が完成すると、今度は胎盤から女性ホルモンが多量に分泌されるようになります。

妊娠中は、体内に女性ホルモンが満ち溢れている状態になります。

そのほかにも、例えば胎盤からは、乳腺組織の成長と発達を促す「ヒト胎盤性ラクトーゲン（hPL）」というホルモンが分泌されるなど、妊娠前とはホルモンの環境が一変します。

それに伴って、代謝系も大きく変化します。

血液量や脂肪の量、体内の水分量などがグンと増えていきます。

毛深くなったり、手足がむくんだり、ちょっと油断するとすぐに体重が増えてしまったり…

妊娠中の身体に起こるさまざまな変調は、こうしたホルモンや代謝の変化が大きく関係しているのです。

ホルモンの変化で、肩こりや腰痛を妊娠前より強く感じる方もいます。

ツラい肩こりや腰痛は妊娠中からしっかりケアをしていきましょう。

当院では、マタニティの方への施術もおこなっております。

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